軽貨物のススメ/トマレ?!

キリン缶:ただの独り言です。軽貨物個人事業主の方々へこんなもんです。

実録軽貨物〜初めての郵便局の個配〜

おつかれさまです。キリン缶です。

初めて個配をやった2016年くらいの話を少し。

軽貨物の仕事をしてしばらくして「明日は郵便局に入って」とポンポコ社長から連絡がありました。正直、ゆうパックのイメージは過酷でツライというイメージだったんで断りたかったんですがこの辺りが元請に属してるドライバーの弱みです。嫌な仕事も受けて入ればそれに応じた長距離の美味しいスポットをくれたりするんですよ・・・ポンポコ社長が。なんで無条件に「了解です」と即答。

で、郵便局の仕事ですが本当に過酷で朝、昼、夕方と局から3回積込みを行って配達に出ねばなりません。なんでエリアが局から遠いと戻るだけで時間を使ってしまいます。私の担当エリアは団地。場所を覚える必要がないため楽チンと思っていたんですがそれだけが楽チンでした。ゆうパックは重さの管理がユルユルなんで平気で30Kgオーバーの米、水が荷物に紛れています。団地ですよ!団地!5階までの階段です。在宅ならともかく不在だった時の失望感といったら文字にすらできません。郵便局員って重さも管理できないんだなぁと呆れました。おそらく今もズブズブですよ千葉の某郵便局。

エリアは団地の6区画、一丁目から六丁目です。なんで荷台を仕切るために100均でワイヤーネットとそれを連結する蝶番のようなものを買って荷台を6分割し区画毎に荷物を放り込んで飛び回る作戦を立てて出陣。ここまでしても荷物は見つからないことが多々あります・・・個配あるある。一応、宅地図はもらいましたが丁目、棟番号、部屋番号だけを区画毎にメモして初の個配実施へ・・・。

結果としては朝、昼、夕方3回の積込み全てで6区画同じ様な事をしていたため持ち出し121個、配完81個、未配22個の惨敗でした。そして今流行りのAmazonFlexとは違い局員お小言タイム。正直委託なんで郵便局からのお小言もらうのは筋違い。なんで聞いてても全く気にならなーい 笑

そもそも時間指定、代引きなどやらなきゃならない事がたくさん出てくるし、そもそも端末の使い方は配完しか教えてもらってないし端末と電話機が一緒だから散々かかってくる電話に出てたら電池切れで端末使えなくなるしねぇ。アホすぎるでしょ端末と電話機一緒にするって。

で、人ってのは凄いもんで辛いことをなんとかするために逃げるか対策するかの二つのいずれかを選択するんですね。私は後者で楽するためにはワタワタ色々考えます。何日か個配して学び反省を踏まえてとった作戦は・・・

・朝は一〜三丁目までと四〜六丁目の時間指定と併せて最大50個まで。

・昼は四〜六丁目までと一〜三丁目の時間指定と併せて最大50個まで。

・夜は一〜六丁目までの時間指定、日付指定を併せて最大40個まで。

時間毎にメインエリアを絞る事で効率的に短時間でエリアを回れ無駄なく配達出来る様になりました。個数を縛る事で焦りもなくなり結果、余計に持ち出す余裕も生まれました。

かといってきつくツライ仕事には変わりはなく7:30-22:00までの長時間拘束される仕事は数ヶ月続きました。

その間トラブルも様々あったり見たり。米袋が破れ局中にばら撒いて騒ぎになったこと、瓶がわれてワインまみれでたたずむ同僚などなど今だから笑えますが当時は青ざめてました。

振り返って思うことは軽貨物初期段階でゆうパックの配達を経験したことはありがたかったなぁと思います。以降に経験する飛脚の個配・猫の個配、ネットスーパー、チャーターなどどの仕事に入っても「楽だなぁ」としか感じません。それほどゆうパックの配送は辛く悲しい配送負荷の高くそこそこにしかならないしごとです。

・電話による通話の多さで電池が持たない端末

・普通のサイズも米も水も代引きも一律横並びの売上

・チルド便を常温で運べという局の横暴

・居留守を使う団地民たち

・平日昼間の団地はほぼほぼ廃墟同然

軽貨物初心者は一ヶ月ほどゆうパックをやればメンタルもフィジカルも鍛えられますよ。団地の階段のおかげで体重は15Kg減の68Kgにダイエットに成功しパキパキの体型になりました。え?今ですかそれでも75Kgをキープしてます 汗

時は流れ郵便局担当も代替わりで抜けることになりました。しばらくは午前中のみ団地を手伝ってましたがその際持ち出す荷物が団地の1階、2階の荷物だけしか持ち出さなかったことは内緒で シクヨロ 笑