軽貨物のススメ/トマレ?!

キリン缶:ただの独り言です。軽貨物個人事業主の方々へこんなもんです。

実録軽貨物〜スポット配送の事件簿〜

おつかれさまです。キリン缶です。

そんなわけで2016年7月、無事何事もなく軽貨物一ヶ月目最後の企業配送を早々に終えて千葉へ。帰路の最中に電話が鳴りました。「戻ったらスポットお願い」配送慣れしてないキリン缶に断れることもなく言われるがままスポット案件の接車場所を目指しました。帰りの道中、何となく水温計が高いなぁと思いながら・・・汗

ちなみにリースしてもらっている車は三菱ミニキャブ走行距離は9万キロ超えのそこそこな車です。最初なんでこれくらいが丁度いいよね。

程なく積み込み地点に到着。荷物を積み込み細かい指示をメモしていざ都内へ。まずは湾岸で抜けるか京葉にするか・・・って迷うことなく京葉道をを選択して高速へ。

しかし水温計が高いなぁ。正直、一ヶ月借りて走っている間ずっと水温高めだったためにこの頃にはあんまり気にならなくなっていました。箱崎を抜けて軽く渋滞。時間的には余裕があるものの渋滞は嫌なものです。トコトコと渋滞を転がします。呉服橋を目前にして「ん?」異音がするなぁと思い水温計を見るとマックス高温に。焦る焦るこんな首都高のど真ん中で止まってしかも渋滞に拍車をかけるようなことになっては大変です。真夏の8月、知ってるオーバーヒート対策はヒーターを最大でかけて取り敢えずエンジンの熱を少しでも逃すくらいしか頭にありません。取り敢えず実施。しかしいつ止まるともわからないこの車。せめて呉服橋降りてから止まりますようにと祈りながら真夏にヒーター全開でトコトコと首都高を呉服橋から脱出。程なくエンジンがストップです・・・ん?真ん中の車線。全身全霊で手押しで車を押して路肩へ移動。見える景色は東京駅付近。

途方にくれている場合ではありません。取り敢えずエンジン冷やすためにシートをあげて・・・以上。ポンポコ社長に電話をして近くにいるドライバーを手配をお願いしました。スポット便なんでね。渋滞してるのも伝えてるしね。なんとかなるよねと自分を励ましながら次はレッカーの手配。保険にオプションつけといて良かったよマジで。事情と場所を伝えて後は待つのみ。人いっぱい通るよね。心細いよね。車ヤバイよね。修理代誰が出すんだろうね。とネガティブ思考全開でどんどん沈んでいるときに救援のドライバー到着です。奇しくもキリン缶を毛嫌いしている方のリーダーで社長の従兄弟・・・最悪 汗。軽く引きながら配送先を伝えるとサクッと荷物を積み替えてサラッと出発。ん?流石に今日はこの状況、ボロッカスに言われなかったなあ。何だ空気は読める人なんだ。と関心しているとレッカー到着。ポンポコ配送指定の工場を伝えて手際よく引き取っていただきました。残されたキリン缶は車から配送に必要な荷物を取り出して総武線で自宅に引き上げ。車内の視線が厳しいなぁ。ヘルメット持ってるし。台車ぶら下げてるし、はぁ・・・電車賃は保険屋様から支給されました。いやいや地獄だったなぁ!地獄!オーバーヒートなんてどんだけー!

翌日、ポンポコ社長の元へ行きお詫び。社長は「古い車だから仕方ない。気にするな。廃車にするいいきっかけが出来た」となんて男前なことを言うんだこのポンポコ社長!「明日、明後日は車ないよ。用事ないなら付き合え!」とのこと。この流れで断れる訳もなく即答しました。さてどこに行くのか。

翌日、社長を乗せ社長のレクサスを転して都内のマツダ某店へ。どうやら新車のフル装備のスクラム3台が納車になる様子。そのための陸送要員として招集されたんだね、オイラ。

さぁ、新車フル装備のスクラムを陸送です。もしかしてキリン缶に貸してくれちゃうのかな?とワクワクしながら千葉へ。慣れない5AGSの挙動に戸惑いながらも新車は楽しい。千葉に着く頃には5AGSのギア選択をアクセル操作でコントロールできるようになってたなぁ。で、今後行くことになるとはまだ知らない郵便局の駐車場へ。で、3台とも郵便局に入っているドライバーへと残念ながら引き渡されました。キリン缶には郵便局で使ってたお古の3台の内の1台が支給されました。残念なようなホッとしたような。まぁ、このほうが気軽でいいよね。

後日、オーバーヒートした三菱ミニキャブについて修理工場から連絡がありました。ラジエター交換とのこと。もちろん男前のポンポコ社長が費用を負担してくれました。あれ?廃車じゃないんだ 汗

 元請に所属する事は突発的な問題にも色々対応できるメリットもあります。フリーで活動する場合もいくらか気心知れたドライバーで助け合える事ができれば仕事の幅も広がるんだけどみなさんどうしてます?

いやぁ、順調に来ていた軽貨物生活、最初にとんだ事件が起きましたが今思えば最初だから色んな人に助けられて良い経験になりました。

そもそもの貸して貰う車の問題もありますが一番大事な商売道具です。しっかりメンテナンスしてトラブル防止に心がけましょう。

そんな教訓がしっかり刷り込まれる出来事でした。